大無間山 ①五葉沢ノ頭編

itta

2012年07月16日 00:32


初めてのの山中泊、そして初めての深南部。

とにかく無事帰ってくることを念頭に出発です。

メンバーは私を含めて3名。
車は南アルプス井川オートキャンプ場のすぐそばにある『てしゃまんくの里』に。
ご夫婦のハイカーが先行されていました。

登山口には美味しい湧き水。
大無間山には水場がありませんので、家から5L積んできました。
この湧き水が上にあれば、すっごい楽なのになぁ。。

諏訪神社の鳥居をくぐって、登り始めます。
荷物が重くて、不安になることこの上なし。

初めは植林帯を真っ直ぐ歩きます。
しばらく行くと先程のご夫婦が……

「私たち、撤退します。」
「????」
「ヒルがすごいです。もう2箇所喰われました。」
「!!!!」

しばらく行くと、
「いた!」
「うへぇぇぇ」

初めて見ました。
ウネウネと体をよじらせて背伸びしてやがるんです。
こうやって取り憑くんですね、、、、

で、、スパッツやらザックに見つけては棒で削ぎ取ってライターで炙る山行が
始まりました。恐ろしくて全然楽しくないです。荷物は重いし。

1085mピークの雷段に到着。

続いて1402mの小ピークで昼食。

ここで事件!!

楽しみにしていた粉コーヒーの中身が湿っていて、中が黴びていました。
この前の梅ヶ島のキャンプですな。

優しい同行者が見るに見かねてカップコーヒーを恵んでくれました。。

をを!!
イワカガミいっぱい!!
と喜んだのもこの時だけ、、なぜってこの後延々とあるんです。
花が咲くとすごいんだろうな。

ああ、、イメージの中の深南部とシンクロし始めた。

ギョリンソウもたくさん見ました。  正しくはギンリョウソウだそうです。

そして小無間小屋のあるP4に到着。

すごく思うのはP4ってなんですかってこと。
もっと魅力的な山名があれば、日帰りハイカーがもっと来ると思うんですよね。
いやいや、、静けさが魅力なんだからやっぱりこれでいいのか、、

P4からの景色はモクモクしていました。

小無間小屋ですな。

中はこんな感じです。ここ使えば、かなり楽ですね。

雨水が貯めてあります。
ボウフラだらけ、、こんなの飲めない。。

テントを設営したら、、

楽しい夕飯です。

しかし、、、荷物が重くて肩が凝って頭痛が酷いです。

ところが!
お酒を飲んだらすぐに治りました。血行が良くなるからですかね。
仕事で肩凝った時も試してみたいです。

この後、更に事件が起きました。

そろそろ就寝かな、、といった頃、テントの向こうの藪でガサガサガサッ

足で歩く獣の音です。

もう、怖くて手を叩き、鍋を叩き、無線を鳴らし、笛を吹き、、、
すっかり楽しくなったところでスヤスヤと眠りに落ちました。

つづく・・

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