文殊岳~若山~トリカブトの段(則沢から周回)

itta

2017年10月08日 23:59


久しぶりの竜爪山です。
松浦理博著『安部山系(上)』の竜爪山①のルートで、文殊岳南尾根へと合流する南東からの尾根が
紹介されています。今回はその尾根を下から辿ってみましたが、変に色気を出すものじゃありませんね。。
駿河清水東線No.7の巡視路から辿るも、途中から想定を遥かに超える激薮。。酷い目に遭いました。。
なぜ1Bから素直に尾根に乗るコースを紹介しないのか不思議に思っていましたが、身をもって理解しました。

写真は鉄塔脚部、コンクリートの土台に乗って一息、、
這い上がってきたカヤトを見下ろした一枚です。このカヤトに茨やら何やらトゲトゲが混じり両腕は傷だらけです。
※道無し箇所、一般登山道以外を含む記録です。一部、危険個所も含みます。

なか卯で親子丼ミニ、、ミニでは足りませんでした。

則沢口から出発です。

ミズヒキ、、秋ですねぇ、、


タニジャコウソウ

何の骨でしょう?

キバナアキギリ

蜘蛛の巣が多く、既に後悔し始めてます、、沢は気持ちがいいです。


仮の橋は既に流されてました。

樹林帯に入ると蜘蛛の巣が減り少し落ち着きます。

目的の尾根に取り付くことのできる①のルートは右に行きます。
私は若山近くの尾根と書かれた②のルートを辿ります。

程なく送電巡視路の案内板がありました。安部山系には紹介されていない巡視路、、
と思っていましたが②に「黒階段を右上へ見送って」とありました。
No.6方面がその②のルートです。
No.7方面に登っていくと、しばらくは整備されたよい道が続きます。なんだ楽勝じゃん!

鉄塔が見えた辺りから、道は薮に埋まり両手でカヤを掴んでよじ登る苦行に変わりました。

それでもところどころ、道跡のようなものを見つけ励まされます。
とにかくトゲが痛いので、注意して進みました。

冒頭の写真の場所で作戦を立て直します。
登ることは一先ず諦めて、写真前方の樹林帯に逃げ込むことにしました。

カヤトを進む時から何人かの変人が通った形跡は感じていましたが、樹林帯に入り
道なき斜面を登り始めると古い赤テープを発見しました。しかし、これ一つです。

登って登って見下ろした一枚。トリカブトの段東尾根よりも急です。

やがて尾根が平坦になると道標裏に出ました。

やっと①のルートに合流したとホッとしたのですが、、

則沢方面はこんな感じです。
う~ん、みどりの道がこんなに荒れていますかね、、ここはもしかして廃道なのかな??
①のルートを歩いたことがないので分かりません。

文殊岳方面もこの有様です。
茨もたくさんあり痛くて不快です。

シモバシラ

やがて良道に、、
自然と良道になったのか、それとも合流したのか注意力が足りず分かっていません。。
取り合えず半裸になって全身を隈なくチェック、、2匹のダニをはらいました、、勘弁してください。

お地蔵さん、、背後の木には「巣箱小屋跡」とありました。

ようやく桜峠からの南尾根に合流です。

ノアザミ

文殊岳山頂は、いつものように賑わっていました。

キンミズヒキ

ちょっと雲が多いですね、、
南アルプスも富士山もお預け、、楽しみにしていた若山方面からの深南部もダメでした。
先を急ぎます。

セキヤノアキチョウジがたくさん咲いていました。

フシグロセンノウには間に合わなかったです。残念、、

若山が大きくなってきました。

②のルートとの合流点。しかし、このルートは随分と大回りで文殊岳に向かいます。
帰路には良いのでしょうが、未整備ということでリスクが高いですね。ペケついてますし(笑


若山山頂、、以前はここで引き返して桜峠方面に向かいました。
しかし、SKさんがそのまま進んでトリカブトの段に行かれていたことを思い出して
真似をして進みました。

オクモミジハグマ

この鉄塔を過ぎ、何も考えずに下り始めてしまいました。
危うく牛妻に下ることに、、慌てて引き返します。


鉄塔に出て、しばらくトリカブトの段に続く道を探しましたが諦めました。
もう薮はいやなのでかなり臆病です。

再び若山、、

桜峠へと向かうトラバース道の分岐に戻ります。

右手に注意しながら歩くと、、SKさんが歩かれたのはここじゃないかなぁ、、と。。
いつか鯨ヶ池方面から歩いてみたいです。

前方に林道が現れます。
inaminさん、kaikaireiさんの記録を読んで知りましたがトリカブトの段直下まで
林道が伸びているんです。実際に見ると複雑な気持ちになりました。う~~ん。。


トリカブトの段

トリカブトの段からの急な斜面を降り、今日一番の蜘蛛の巣だらけの尾根を歩き
ようやくの宮沢農道、、

ゲートをくぐり則沢林道を登って車を回収です。

今日は暑かったのでCCレモンが美味い!!
それにしても薮歩きになるとは思っていませんでした。
計画から甘く、お見苦しい記録となってしまいました。。



あなたにおススメの記事
関連記事