これから被災地ボランティアに出かける方のために(現地行動編)

itta

2011年04月26日 20:55


被災地ボランティアに初めて参加した私たちは、ボランティアセンター
についての知識が全くなく、到着後の先行きの見え無さに若干の不安
を抱いていました。

今回は、その辺について書いてみます。
1.夜間着について

金曜の仕事を終えてから出発しました。
おそらく、同じような日程の方が多いと思います。

まず悩んだのが就寝場所の選定です。

ボランティアセンターがどのような場所であるのか、
また、夜間も自由に入ることができるのか、それすらも
分かりませんでした。

結局、東北自動車道の菅生SAに深夜1時くらいに到着し、
仮眠をとりました。5時前には目覚め、6時前に石巻に向けて
出発、7時を待たずにボランティアセンターに到着しました。

菅生PAの売店は24時間営業しており、私たち同様、日本中からの
ボランティアや復興のための仕事で訪れた人々でいっぱいでした。

おそらく、ゴールデンウィークには完全満車になるのではないでしょうか。
これは、専修大学の駐車場も同じでしょう。

ボランティア専用の駐車場は、第2駐車場です。
案内があまりないので、いろいろな人に聞くといいと思います。


2.雨天について
土曜日は生憎の雨。前々から分かっていましたが、雨だと危険なためボランティアセンターが
開かないという情報も得ていたので不安でした。

そして不安は的中、雨天中止となりました。

あとで知ったのですが、個人的な伝手のある方が希望者を募って、
泥かきなどに出かけていたようです。自己責任の世界だと思いますが。

私は、牡鹿半島の避難所へ慰問に出かける方々に同行して、荷物を運んだりしま
した。が、、荷物も少なく、あまりお役には立てませんでした。。


3.仕事の割り振りについて

石巻市では、専修大学5号館前がボランティア受付になっていました。
8:00頃に屋外テント下に長机が並べられ、個人ボランティア、団体ボランティア、
それぞれが登録を行います。

その際、ボランティア保険が必要となります。

登録後もらえたワッペンを腕に貼り、なんだか一人前になったように錯覚して
嬉しかったです。

暫くすると、係の人達が出てきて人員を募ります。
「5時までできる方、10人必要です。」
なんて感じで呼びかけますので、それに応じれば次の指示をもらえます。

個人の車で出かける場合とバスで乗り合いで出かける場合があるようです。
私たちは個人の車、計3台ででかけました。

仕事は着いてみないと、詳しくは分かりません。

資材置き場に移動です。リーダーが場所と作業面積から、必要な道具や土嚢袋を考え、
指示を出してくれました。


4.学んだこと

人との繋がりの大切さを学びました。

ボランティアセンターでは、できるだけたくさんの方とお話をするように
心がけました。

朝の駐車場、挨拶からの何気ない立ち話が、本当に貴重な情報を得る機会でした。

殆どの人が私たちよりも経験豊かで、様々な情報を提供してくれました。

これらの情報がなかったら……なんて考えるとぞっとします。

私たちのような個人ボランティアは、取り分け初心者は、個人でいる限り本当
に無力だと思います。

だからこそ、見ず知らずの人とも団結し、大きな力にしていくことが大切だと思いました。


また、事前のインターネットで学んだことも大きかったです。

「どんなに泥にまみれていても、傾いていても、土足で上がる前に家人の許可を得ること」
このような姿勢を教わった上で出発できたのは、ありがたかったです。


以上でおしまいです。
仕事の詳細については、なぜか書く気になれません。
被災地の光景も、控えさせていただきました。
特に信条があるわけではないのですが、そうしたかっただけです。
ネットという媒体ではなく、生で伝えたいという思いからでしょうか?

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